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【風】高校無償化は「不公平」(産経新聞)

 高校授業料無償化法が31日、成立したが、この連載を始めてから、無償化に批判的な意見も多数寄せられている。

 大阪府岸和田市の男性(62)は、子ども手当とともに《少し甘やかしすぎではないだろうか》という見方。《みんな格差なく平等というのは結果、だめ人間を増殖するように思う。では極端な話、高校へ行けなかった者、行かなかった者には、なんの助成もないということなのだろうか。厳密に言えばそれも不公平である》

 高校進学率は98%に達するが、50歳の男性も《ごく少数とはいえ中卒で働いている人はいるわけだし、彼らは税の恩恵にあずかるどころか税金を払っている。義務教育は中学までなのだから、高校を無償にする意味が分からない》と指摘している。

 確かに、高校へ行く生徒と中卒者の助成格差は広がることになる。前回、子ども手当の導入で私立中受験が増えそうだというデータを紹介したが、無償化で経済的負担が減ることによって高校への進学者もさらに増えるかもしれない。

 中卒で就職する人の中には、家庭の事情で進学をあきらめた人もいるだろう。63歳の男性は《優秀な人が勉強をしたいのに、家族の面倒をみるため、仕方なく就職している》とし、漫然と進学する生徒を痛烈に批判する。《勉強する気もなく、学力もなく、学歴のみ欲しがり、遊びを本分として高校に行っている生徒が多くいます。自分の名前を漢字で書けるだけで、入学できる高校があります。…そんな学校や人間に税金を使ってほしくありません》

 一方、以前紹介した修学旅行などの費用について、奈良市の男性(65)は《華美な修学旅行、行き過ぎたクラブ活動など、学業からは若干外れているような風潮も長引く不況の中、是正すべきではないか》と提案する。

 ちなみに大阪府内には、修学旅行の行き先がスキー場と遊園地、という高校もある。「修学」旅行として適切かどうか、学習費の使い方としてこれでいいのか、意見が分かれそうだ。

 今回は比較的、年配の方からのご意見を紹介した。では、若い人たちは、どのように考えているのだろうか…。(健)

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